皮が張ってあっても糸が付いていても撥があっても、駒を忘れてしまうと三味線は音がだせないという…小さいけどそれくらい三味線において駒は非常に重要です。

当店の先代は非常に「駒」を重要視しておりまして…いや、もちろん音色にこだわる皆さん当然、駒にこだわるのですがもともと駒(竹駒)は以下の画像のようなスタイルだったりしました(※津軽三味線において)。

駒の説明 差込式

もともとの上の画像のような駒が当時は主流だったのですが、当店の初代は今では当たり前となっている下の画像のスタイルの駒を発案し、製作したのでした(意匠登録しておけば良かったと口癖のように言っておりましたが)。

駒の改良し、象牙をのっけました

駒は天然素材を使用しているので音色が良くなったとかどうとかはなかなか証明できないのですが、見た目的には大幅に好感度が増しております。

ポイント1:素材で音色が変わる

とある有名な津軽三味線の名人は駒を買われるとき、同じ型の駒が30個あったとしたら、全部試し弾きしてみて、自分の気に入った音色を出す駒を10個ほど選んでまとめ買いしていかれたりします。

このように駒は竹(煤竹)や舎利、象牙などの天然素材を使用しているので全く同じ型であっても厳密にいうと1個1個すべて微妙に音色が変わってきます。

今はもう廃版になってしまいましたが当店では「スピードプロ」なる合成樹脂を使用した駒もありました。このような合成樹脂素材ですとどれもあまり音色が違わないのですが天然素材を使用している場合はそうもいきません。

民謡全般、特に津軽三味線において一番使われているのが「竹」、そのなかでも茅葺屋根において数十年以上燻された「煤竹(すすだけ)」が重宝がられています。

津軽用象牙駒
今では貴重な総象牙製の津軽三味線用の駒

ポイント2:型で音色が変わる

津軽三味線は比較的新しいジャンルなので型にとらわれず、自由に皆さん駒を選べます。

ポイント3:高さで音色が変わる

通常、低くても2分5厘高くらいなのですが、2分3厘もしくは2分4厘高のとにかく低めの駒をご希望されるお客様が時折いらっしゃいまして

2分4厘高

まぁ、低いと非常に弾きやすいですよね、あと端(は)が高くなってしまっているときも2分4厘高の駒で対応するってのもあります。

ただし、端(は)に問題がないようでしたら2分4厘以下は音が出づらくなります

せっかくの津軽三味線の音色のボリュームが小さくなります。

というデメリットはありますが、絃が低いとしっかり叩ききれますのできちっとした音色をだしやすいというメリットもあります。

ということで当店では2分4厘高の駒を用意してます

2分5厘高(象牙搭載モデル)

津軽三味線における標準的な高さの一つです。お任せの場合、当店では2分6厘高をお付けしておりますが

2分4厘高もそうですが、低めの駒は幅が狭めかつ丈が長めの型をご用意しています。

今は法律が厳しくて煤竹+舎利がほとんどですが、この残り6個(2019年2月23日現在)ってのは非常に貴重な煤竹+象牙ですので!

2分6厘高

2分6駒右2つは象牙搭載
左は舎利差込モデル、右の2つは貴重な象牙搭載モデ

キングオブ津軽三味線の駒の高さ。そもそも津軽三味線の端もここらへんを想定した高さに作られています。

2分7厘高

駒は単純に言って高いほうが音色はいいんです。

なんだけど津軽三味線の場合は、駒が高いと弾くのが大変になってくる。でも、その三味線の状況(端の高さや皮の張り具合)で2分6厘高より2分7厘高のほうが音色がいいな~って状況が多々ありまして

そういうときに2分7厘高は炸裂してます、

2分7厘高だと音色が綺麗だといってけっこう使っている方は多いです。

特にプロの方は2分7厘高でも平気で叩けちゃうのでけっこう愛用しているイメージがあります。

2分8厘高

煤竹駒 2分8厘高 3分6厘幅 画像
煤竹2分8厘高の差込式

ここら辺から弾くのがなかなか大変な高さになってきます、1ミリにも満たない違いなのに弾いた時の感覚は全然ちがうわけです。

3分高

2分8厘高の次は何故か2分9厘高はなくて3分高になります

ここらへんを常用するのは一部のプロ(非常に特殊)、もしくは竹山流の方々でしょうか

この高さで「叩き三味線」をやる方がいるわけですが…信じられません

他には安来節保存会の方々や端唄とか民謡での稽古用で(舎利や象牙より丈夫なので)使う方がいらっしゃいます。

3分3厘高

超特注サイズ、安来節用にご用意してます

象牙

津軽三味線では非常に珍しい象牙製、残りわずかです!

津軽用象牙駒

長唄系

民謡や端唄でも長唄同様の駒を使っています。

舎利

舎利駒3分4厘高
日本製

実はけっこう海外製がはびこっていますが、当店では日本製をご用意しております。高さは以下の6種類あります。

  • 2分8厘高
  • 3分高
  • 3分2厘高
  • 3分3厘高
  • 3分4厘高
  • 3分5厘高

地唄系

水牛

地唄 水牛駒
注文製作です

忍駒

こば式忍駒

Amazon.co.jpで絶賛販売中~

津軽用

こば式忍駒津軽用
高さは2分6厘高
こば式忍び駒津軽用外箱

長唄地唄兼用

こば式忍び駒長唄地唄兼用サイズ
高さは2分8厘高
こば式忍び駒津軽用外箱

シート交換

こば式忍駒シート交換
傷んできたらシート交換を

シート交換費用:税別1,000円

固定バンド

こば式忍駒固定バンド
色は指定できませんので

当店で皮張りなどされている常連さんのみ無料でお付けしております